ひっそりと。

30代のゆるりとした底辺生活を、つらつらと。

【社会復帰】引きこもりが劣等感を克服するためにすること

長期的な引きこもりから脱して、早数年が経ちました。

一般的なレベルの劣等感はあれど、社会復帰困難レベルの劣等感にまみれて苛まれるということはなくなりました。

引きこもりを脱してちゃんと社会復帰をするためには、この"劣等感"を拭うことが絶対的に必要だと感じます。

そんな小さなこと、誰も気にしてない。
こういった声は、まずいったん関係ナシ。

自分が自分の人生をちゃんと歩むために、自分と向き合う。
そのために何が必要で、どうすれば?という話。

他人が、世間が、一般的には。
それらは今は関係ない。

引きこもりが劣等感を克服するためにすること

コミュニケーションを取って自分と向き合う

人とコミュニケーションを取ることで、自分の心理と対峙します。

引きこもりが自分の心理と対峙すると、劣等感ばかりで辛い思いをします。
だから引きこもりは、コミュニケーションを避けます。

人と接しないことで、「自分はこうだからダメ」などと自分自身を突き付けられることが少なくなりますから。

しかし必要なのは、コミュニケーションを取ることでまず「劣等感の詳細な内容を知る」ことです。

なぜその劣等感が生まれるのか?
どういうときにその劣等感が生まれるのか?
その劣等感は何をすれば落ち着くのか?

劣等感を克服するためには、まず劣等感を細かく知る必要があります。

大学受験と同じ。傾向と対策を考えます。
劣等感が頻出しやすい場面の傾向や、劣等感を受け入れるための対策です。

傾向や対策もナシにぼんやりと劣等感に立ち向かっても、勝てる可能性は低いです。
大学受験ですら傾向や対策を学ぶのに、自分を完全に翻弄している劣等感に何もせずに勝てるワケがないんです。

ですので人とコミュニケーションを取ることで、まずは傾向や対策を学んで行った方がいいのかな、と。

行動しながら考える

引きこもりになると、「アレコレ考えて結局なにもしてない。けど進んだ気でいる。」なんてことがありがちだと思います。

しかし考えているだけでは、実際に何も進んでいません。
進むのは時間だけです。

ですが過ぎてしまった時間を肯定するために、精神を自立させるために、無理やり行動しなかったことを肯定します。

行動しなかったことを肯定するようになると、行動している人を見てさらに劣等感を持つようになります。
そして行動している人を否定するようになります。
自分はあんな意味のない行動はしないだとか、コスパが悪いとかなんだとか。

他者を否定して自分を肯定していきます。
どんどん行動ができなくなっていきます。

そうならないためにも、行動しながら考えていくことが大事です。

後々考えたら「アレは無駄だったコレは意味なかった」とか思うことはあります。
けれどそれは行動したから分かること、次に活かして行動のコスパを良くしていくことができます。

「考えるだけで行動しない」を続けていると、時間がすぎるだけでなく自分の現状を認められなくなります。
そして心の奥底で、劣等感がどんどん拡大していきます。
その劣等感を隠すために、行動している人を叩いて正当化。

そうなる前に、傷つく前提で行動をしましょう。

間違っていても、ゆっくり変えていってコスパを高めていけばいいんです。
怖いことは何もありません。

ネットでの受動的で消費的な娯楽を控える

受動的な娯楽は、時間の消費でしかありません。

もちろん、時間の消費がすべて悪というワケではありません。

しかし劣等感を克服するためには、もっと多くのすべきことがあります。
すべきことをした合間の時間に気持ちを楽にする、という目的があってのことならば問題ありません。

しかし引きこもりの怠惰な生活は、何の目的もなく受け身の娯楽に走りがち。

受け身な娯楽に走りすぎると、だんだんと能動的に動くのが億劫になってきます。
すると焦燥感だけが募ります。けれど何も行動できない。

行動しない生活は、劣等感を加速させます。

それと、ネットでの消費的な娯楽は考えも偏りがちになるのかな、と。

自分の心地の良い物だけを、受け身で大量に摂取していくワケですからね。
自分の都合のよい考えに流れて染まっていくのは、当然でしょう。

ネットはリアルではあまり見かけないレベルの過激な意見も多いです。

行動もしない。引きこもってばかり。
そんな自堕落な生活による劣等感を肯定するための都合のいい考えに染まるのは、とても危険です。

ですので、一定以上のネットの娯楽は自分から控えていく積極的な強さが必要なのかなと思います。
過激な意見に染まって劣等感を肯定しないために。

外で人間関係を作る

ネットは心地がいい意見、人間だけを集めることが容易です。
加えて、集めた人間関係が心地が悪くなったら切るということも容易です。

しかしリアルの人間関係は、心地のいいことばかりではないですし都合のいい意見ばかり摂取もできません。
さらに、当たり前ですが集まった人間関係が気に入らないから切るということも容易にはできません。

ですがそういう場だからこそ、一般的に求められるものもだんだんと分かってきます。
求められるモノをゆっくり身に着けていって、その場に相応しい人になっていきます。

最初は卑屈になることも多いでしょう。
卑屈になってしまったら、なぜ卑屈になるのか、どうすれば卑屈にならずに済むのか。

都合のいい心地のいい意見ばかりを摂取せず、自分の劣等感をもつポイントを探りましょう。
リアルの外での人間関係は、それを学ぶとても良い場な気がします。

健康的な生活をする

食を整え、睡眠を整えることは、とても大事です。
疲労回復に役立つ食べ物を食べて、睡眠をしてシッカリと休息を取りましょう。

劣等感に直接的に影響はないでしょうけど、健康的な生活は日々のモチベーションや行動に影響します。

日々の行動が変われば最終的に結果が変わって、劣等感との向き合い方も変わってきます。
そうしてだんだんと、劣等感に打ち勝っていきます。

直接的・間接的なことの両面から整えていきましょう。

引きこもりの生活は乱れて昼夜逆転しがちですので、規則正しい生活をして食事を健康的にしていきましょう。

自立神経が整っていないと、ネガティブ思考やイライラが重なりますからね。
本来であれば思わない、感じないようなことも、感じやすくなったりします。

劣等感がそんなに根深いものではなくて、実はただ自立神経の乱れによるものかもしれませんしね。
健康的な生活をして自立神経を整えてみる価値は、十二分にあります。